2019年12月に日本プロロジスリート投資法人と、ジャパンエクセレント投資法人がコミットメントラインの延長を行いました。前年度に引き続き同条件なのでレンダーからの評価は良好だと考えられます。

日本プロロジスリート投資法人のコミットメントライン概要

①借入先:㈱みずほ銀行、㈱三菱UFJ銀行、㈱三井住友銀行
②借入極度額:計140億円
③契約締結日:2019年12月27日
④契約期間:2020年1月30日~2021年1月29日
⑤担保の有無:無担保・無保証
⑥資金使途:既存借入金(投資法人債を含む)の弁済


ジャパンエクセレント投資法人のコミットメントライン概要

①借入先:㈱三井住友銀行、㈱三菱UFJ銀行、㈱みずほ銀行
②借入極度額:計200億円
③契約締結日:2019年12月27日
④契約期間:2020年2月27日~2022年2月28日
⑤担保の有無:無担保・無保証
⑥資金使途:既存借入金(投資法人債を含む)の弁済、敷金・保証金の返還資金、不動産取得資金及び関連費用

 実際にコミットメントライン契約に応じることができるのはメガバンクと一部の信託銀行に限られるためコミットメンテライン契約を締結しているかどうかも安全性を図る上で有効です。

20200104日銀短観新規貸出推移

 日銀短観の国内銀行の新規貸出に対する融資額の推移は上記の通りです。商業施設のテナントの中核である飲食業や、ホテルの宿泊業、インフラファンド関係の属する電気・ガス・熱供給・水道業で推移比較してみましたが、やっぱり不動産業が圧倒的でした。年々落ち着いていっているようですが、他の業態よりも安定しているため金融機関は不動産業界に積極的に融資していく方針を継続していくと思います。

 また、グラフでは分かりにくいですが不動産流動化等を目的とするSPCについては金額が増加傾向にあるためJ-REITのスポンサーのブリッジSPCを始め、私募ファンドへの融資も拡大していくと思います。2020年中に不動産マーケットが失速することは無いと思いますが、2019年は地震よりも台風の被害が大きかったという天災によりどうなるかは分かりません。まあこれは不動産に関係している投資商品の宿命なのですが金融機関にはそんな他業界への配慮など微塵もありません。それでもレンダーの存在はJ-REITがレバレッジを採るために重要な役割をこなしていることも事実です。資産運用会社のAMはレンダーとのコミュニケーションは採り続けて頂きたいと思います。