ケネディクス商業リート投資法人が2019年12月26日に運用中の横浜上郷配送センターについて飲食店棟の増築について詳細が決定したと発表しました。
20201008横浜上郷配送センター飲食棟
【出典:ケネディクス商業リート投資法人PRより】

取得資産の概要

 ①物件名称:横浜上郷配送センター(L-4)飲食店棟
 ②所在地:神奈川県横浜市栄区上郷町字荘戸1292番1(住居表示未実施)
 ③取得予定資産:国内不動産
 ④用途:店舗
 ⑤用途地域:第一種住居地域
 ⑥延床面積:349.26m2(予定)
 ⑦構造及び規模:鉄骨造平家建(予定)
 ⑧建築費総額:約123百万円(消費税別)(予定)
 ⑨取得資金:自己資金
 ⑩施工者:㈱哲建
 ⑪竣工・引渡時期:2020年9月下旬
 ⑫想定増加NOI:約17百万円(本増築による増加分)
 ⑬増築の建築費総額に対する物件の想定増加NOIにて算定される利回り:約13.9%
 ⑭完成予定日(取得予定日):2020年9月下旬(予定)

建築による取得の理由

 今回の増築は、ケネディクス商業リート投資法人の掲げる内部成長戦略の一環として、保有物件の未消化容積を活用し、保有物件の敷地内に建物を追加で建築(増築)することで、収益力の向上及び資産価値の向上を図ることを目的としています。

 横浜上郷配送センターは横浜市南部の人口集積エリア内に立地する消費地配送型物流施設で、物件の敷地には、大手宅配事業者である佐川急便㈱の配送センターのみが所在しています未消化容積が存在することに加え、敷地に新たに建物を建てた場合の出店ニーズが確認され、当該テナント候補と既に賃貸借予約契約を締結していることから増築を決定。

 特に、増築の建築費総額に対する想定増加NOIにて算定される利回りは現時点の想定に基づけば約13.9%の見込みとしており、投資法人の収益性の向上及び資産価値の向上に資するものと判断。
 
 プレスリリースの参考資料として添付されているイメージ図だと何とも貧相なのですが、物流施設にの敷地に建てられることになるのである意味、飲食店等の利用者は佐川急便㈱関連の社員さんが顧客となるため一定の売上は見込めます。後は飲食店棟に応募するテナントが佐川急便㈱以外にも他の物流・運送会社の社員ないし一般のターゲットをどれだけ見込むかだと思います。

 飲食店棟は道路に面しており、佐川急便㈱が入居する横浜上郷配送センターは駐車場を挟んで反対側なので、一般の方でも佐川急便㈱に威圧されながら食事することは無いと思います。