2020年6月2日にしんきんアセットマネジメントよりJ-REITマーケットレポートが開示されましたのでご紹介致します。

 URL しんきんアセットマネジメントJ-REITレポート

 2020年5月のJ-REIT市場は、不安定な動きになる場面があったものの、月後半は堅調な地合いが継続しました。米国などで経済活動の段階的な再開が進む中、米中貿易協議の合意事項の履行をめぐる米中対立への懸念が一旦後退したことも手伝い、大型連休明けは堅調な動きになりました。ただ、ホテルを中心とするインヴィンシブル投資法人のテナント賃料免除や分配金減額の発表に加え、米中対立激化への警戒などから大きく値を下げました。その後は緊急事態宣言の解除を受け、国内で経済活動再開の動きが出始めたことや、株高を背景に買い戻しが優勢になりました。

 今後は、不安定な動きながらも、底堅い展開を予想します。ホテル系リートなどの分配金減額への懸念はJ-REIT市場の重しになりそうです。もっとも、J-REIT市場は新型コロナウイルスの感染拡大による悪材料を、すでに3月の急落でいったん織り込んだとみられます。緊急事態宣言の解除後に経済活動の再開が進み、景気が底入れに向かうとの観測が強まると、安心感が広がる可能性があります。大型の経済対策や内外の中央銀行が金融緩和姿勢を強めていることも下支え材料です。また、物流系や住宅系REITについては、コロナ禍の影響は限定的とみられます。J-REITの予想分配金利回りは下振れする可能性はあるものの、相対的に高い水準を維持するとみられます。しばらくは、新型コロナウイルスの感染動向、経済活動再開の進展などを確認しながら、押し目を探ることになりそうです。

5月の主要指標
20200605しんきんアセットJ-REITレポート2020年5月

 東証REIT指数
  1,701.03円前月比(+7.9%)

 東証REIT指数(用途別)  
  オフィス   1,661.41(前月比+8.5%)
  住宅     2,925.12(前月比+3.5%)
  商業・物流等 2,021.84(前月比+8.9%)

【出典:しんきんアセットマネジメントJ-REIT市場の現状と見通し】