2020年6月26日にユナイテッド・アーバン投資法人がレッドウッド成田ディストリビューションセンターというまるでの商業施設のような名前の物流施設を取得したと発表しました。

20200630レッドウッド成田ディストリビューションセンター

【引用元:ユナイテッド・アーバン投資法人PRより】

取得資産の概要

  ①取得資産:レッドウッド成田ディストリビューションセンター
  ②取得価格:2,345百万円 
  ③鑑定評価額:2,410百万円(2020年6月1日時点)
  ④売買契約締結日:2020年6月26日
  ⑤引渡日:2020年6月30日
  ⑥取得先:みずほ丸紅リース㈱
  ⑦取得資金:借入金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:国際航空貨物の搬出入を行う成田国際空港第6ゲートに近く、航空貨物の取り扱いに優れた立地にあります。新空港自動車道「新空港」インターチェンジまで4.1km、東関東自動車道「成田」インターチェンジまで6.0kmの位置に所在している本物件は、高速道路へのアクセスも容易であり、広域配送ニーズにも対応可能です。また、芝山鉄道「芝山千代田」駅から徒歩3分と労働力確保の面でも優位な立地。成田国際空港では、2028年度末までに第三滑走路(C滑走路)の新設が予定されており、取扱貨物量の増加も期待されるとしています。

 物件にはキューネ・アンド・ナーゲル(スイス証券取引所上場企業)の日本法人と朝日森運輸㈱の2テナントが入居しており、荷物の保管・荷役・配送センターとして利用されています。当該立地のインターチェンジへの近接性、相対的に割安な賃料相場等を背景に、航空貨物利用運送事業者だけでなく、3PL事業者からの需要も想定されます。


 個人的には空港近くの物流施設で、鑑定評価額以下の価格で取得する予定で、既にテナントもいるということ。借入金のみの資金調達で取得できるくらい資金にも余力があれば特に何も問題無い。と言いたいのですが、このレッドウッド成田ディストリビューションセンターの売主はみずほ丸紅リース㈱で、売買仲介しているのが丸紅アセットマネジメント㈱ですよね?。そしてユナイテッド・アーバン投資法人のスポンサーは丸紅㈱です。これは他の投資法人でも見受けられるところですが。スポンサー関係者から物件を取得することに対しなぜ仲介手数料を支払うのかという点が非常に疑問です。投資法人の資金は借入金や投資法人債だけでしゃないですよ。投資家さんの資金も含まれています。

 丸紅アセットマネジメント㈱は身内間の取引に首を突っ込むだけで14百万円の売上計上ですか。随分気楽なご商売で羨ましいですな!!。スポンサー関係会社からの物件取得に売買仲介手数料を平気で払おうということがまかり通っているということはJ-REIT全体として排除して欲しいです。手前みそですが私の勤める会社はスポンサーを除く関係会社に売買仲介を行っている企業は無いので売買仲介手数料をかすめ取るということは現状は有りません。