日本ロジスティクスファンド投資法人が2020年7月31日に白井物流センターの取得が完了したと発表しました。

取得資産の概要
20200807白井物流センター

【写真:日本ロジスティクスファンド投資法人プレスリリースより】

  ①取得資産:白井物流センター
  ②取得価格:3,875百万円 
  ③鑑定評価額:4,980百万円(2017年12月31日時点)
  ④売買契約締結日:2019年2月22日
  ⑤引渡日:2020年7月31日
  ⑥取得先:JA三井リース建物㈱
  ⑦取得資金:自己資金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:国内最大の消費地である東京都心部まで約 35km の千葉県北西部に位置し、既存の物流施設が集積す柏エリアと物流施設の新設が進む印西エリアに挟まれた白井エリアに所在しています。首都圏の主要環状道路である国道16号まで約2.7km、国道464号まで約6.3km、常磐自動車道柏インターチェンジまで約15.5kmの位置にあり、千葉県内をはじめとする首都圏広域への配送が可能な立地です。白井第一工業団地内に所在しており、騒音・振動等に対するクレームが発生する懸念が少ないことから24時間操業が可能で、かつ、周辺背後地には住宅地域が広がっており、充分な駐車台数(67台)を確保していることから自家用車による通勤やバスを利用した通勤が可能となっています。


 新築で取得せずに減価償却を通じて利回りが確保できる段階で取得するという手法を取り入れたため売買契約は2019年2月22日に締結しましたが取得が2020年7月31日となりました。もっと早く取得する予定だった用ですがコロナの影響で取得日を後ろ倒しにしたということです。
 そのため取得価格は当初4,052百万円であったところ3,875百万円となりました。取得価格(JA三井リース建物㈱から見ると売却価格)を減額したという姿勢は評価できます。それでも想定NOI利回り5.1%は微妙ですね。5%台後半を目標にしてほしかったですね。物流施設であればNOI利回りが高いのでオフィスビルやレジデンスに比べれば高いと思います。ですが、物流施設は5.4%~5.6%くらい更に良い物件であれば6%台のものも存在するのでもっと待っても良かったのではないでしょうか。まあ、取得のタイミングは投資法人ではなくスポンサー都合だと思うので難しいとは思いますが。