スターツプロシード投資法人は2020年6月からコロナウイルスによる影響を鑑みて毎月滞納発生状況発生率を開示しています。
スターツプロシード投資法人は保有資産にかかる不動産についてマスターリース契約を締結しています。転貸借人であるエンドテナントからの賃料については、滞納の有無に関わらずマスターリース会社より、パス・スルー賃料又は固定賃料を収受しています。7月度の滞納発生率は、0.45%となっています。
6月から賃料滞納の発生率が減少傾向にあり、コロナウイルスによるレジデンス収益への影響は出ていないようです。むしろなんで昨年度の発生率が高かったのか疑問が残る点ではありますが、毎月開示することで物件の担当AMも賃料未収について意識的に取り組まざる負えなくなったという点もあると思います。
実際に資産運用会社のアセットマネージャーは入居者と顔を合わせるみことはほぼありません。資産運用会社の社員は言わば物件のオーナーのような立場なので実際の管理はやはりPM会社に委託しています。未収賃料の回収はPM会社が担当することになりますが、PM会社としてはリーシングや修繕工事の方が売上になるため滞納催告についてはつい後回しといったPM会社も存在します。
アセットマネージャーとしてはPM会社とのリレーションがしっかり図れているかどうかを客観的に示していることになるためコロナウイルスに関わらずこの開示には意味があると思います。少なくともスターツアセットマネジメント㈱の運用レベルは上がっていくと考えられます。
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