産業ファンド投資法人が2020年10月5日にIIF市原マニュファクチャアリングセンター(底地)を取得したと発表しました。
取得資産の概要
①取得資産:IIF市原マニュファクチャアリングセンター(底地)
②取得価格:15,910百万円
③鑑定評価額:18,223百万円(2020年6月1日時点)
④売買契約締結日:2020年7月27日
⑤引渡日:2020年10月5日
⑥取得先:国内事業会社
⑦取得資金:新投資口の発行及び借入金、自己資金
⑧支払方法:引渡時全額支払
⑨立地:館山自動車道「蘇我」ICから約4.5km、国道16号から約2.2kmの「京葉工業地域」内に位置し、24時間稼働が可能な汎用性の高い立地です。東京湾の京葉シーバースからのアクセスが良好な市原市へは、化学製品の関連企業を中心に企業の進出ニーズは高く、特に東京湾に面する本物件は海上輸送に適した立地ポテンシャルを有しています。建物は高速道路へのアクセスも良く、広大な整形地であり、工場以外にも物流施設等の産業用途に活用可能と判断。
テナントは㈱三井E&Sホールディングスの実質1テナントですが、総賃貸可能面積の52.3%は10年間の事業用借地権設定契約で、残り47.7%は23年間の事業用借地権設定契約となっています。三井系なので賃料滞納リスクは低いと考えられますし、かつ底地なので収益の安定性は高いと思います。
アセットタイプとしては工場ですが、工業専用地域である「京葉工業地域」内に立地しているため、工場だけでなく再生可能エネルギー施設や物流施設への転換も可能な点から汎用性の高い立地ポテンシャルという産業ファンド投資法人は間違っていないのではないでしょうか。
公募増資による新投資口の発行を利用しての取得としてIIF市原マニュファクチャアリングセンター(底地)の他に2棟(IIFロジスティクスセンター、IIF湘南ヘルスイノベーションパーク)がありましたがこちらは既に取得を完了しています。
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