2021年1月の天気ですが、日本付近では、上旬は、断続的に強い寒気の影響を受けたため、旬平均気温は全国的に低くなり、北・西日本と沖縄・奄美ではかなり低くなりました。
 一方で下旬は、冬型の気圧配置は一時的で寒気の影響を受けにくかったため、旬平均気温は全国的に高く、東・西日本ではかなり高くなり、月の前半から後半にかけての気温の変化が大きくなりました。

 上旬を中心とした強い寒気の影響で、東日本日本海側では、月降水量はかなり多く、月降雪量は多い結果となりました。特に、7日から11日にかけては東日本日本海側を中心に各地で大雪となり、新潟県上越市安塚で72時間降雪量184cmを観測するなど、記録的な大雪となった所があった。西日本日本海側では月降雪量はかなり多かったが、

 中旬を中心に高気圧に覆われやすかったため、月間日照時間はかなり多く、月降水量は少なくなかったようです。1月後半は冬型の気圧配置が続きにくかったため、北日本日本海側の月降雪量は少なくなっています。沖縄・奄美では、上旬は前線や湿った空気の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多かったですが、

 中旬以降は大陸からの高気圧に覆われ晴れの日もあり、月間日照時間は平年並となっています。


インフラファンドの2021年1月の発電実績

タカラレーベン・インフラ投資法人

物件数:38件 
パネル出力:131.02MW
想定発電量:10,280,469kWh
発電電力量:9,706,121kWh
差異:▲574,348kWh

いちごグリーンインフラ投資法人

物件数:15件 
パネル出力:29.43MW
想定発電量:2,059,543kWh
発電電力量:1,852,450kWh
差異:▲237,093kWh

カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人

物件数:23件 
パネル出力:123.05MW
想定発電量:7,867,690kWh
発電電力量:7,927,277kWh
差異:+59,587kWh

東京インフラ・エネルギー投資法人

物件数:11件 
パネル出力:45.99MW
想定発電量:3,364,351kWh
発電電力量:3,182,556kWh
差異:▲181,795kWh

エネクス・インフラ投資法人

物件数:7件 
パネル出力:138.29MW
想定発電量:9,562,138kWh
発電電力量:9,139,629kWh
差異:▲422,509kWh

ジャパン・インフラファンド投資法人

物件数:25件 
パネル出力:57.34MW
想定発電量:2,881,802kWh
発電電力量:2,488,692kWh
差異:▲393,110kWh

 発電電力量が想定発電量を上回っているのは、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人のみです。カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人はパネル出力が大きいCS益城町発電所(パネル出力47.69MW)が想定を大きく上回っており+321,653kWh。個別にみれば、CS高山市発電所のように予実対比13.93%で▲41,198kWhと発電所の立地により大きくブレています。


ジャパン・インフラファンド投資法人は北日本側の豪雪による影響が出ている

 ジャパン・インフラファンド投資法人では茨城大子1号・2号太陽光発電所(茨城県久慈郡、パネル出力:2,403.45kw)において、2020年12月6日に 2 号太陽光発電所(パネル出力:1,291.00kw)のパワーコンディショナーが、内部部品の故障により2台中1台が停止していたようですが、2021 年1月21日に復旧したということです。
 
 北陸、上越エリア所在の 12物件の内、8物件において、積雪の荷重過多等に起因したパネル破損等の被害が確認されました。当該被害の復旧費用等については、今後、損害保険にて補填される事を想定しておりますが、除雪費用等の諸経費については現在確認中の状況ということで、2021年5 月期の運用状況の予想について、重大な影響はないということですが、経過を確認していく必要がありそうです。