2021年3月17日に伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,508円のところ2,517円で着地しました。
尚、利益超過分配金543円含まれています。

物流施設内でのコロナ対策を実施しオペレーションは問題なく遂行

 2021年1月期は外部成長では2020年11月20日付でアイミッションズパーク柏2(準共有持分30%の追加取得)及びアイミッションズパーク印西2を取得しました(計2物件、取得価格合計14,087百万円)。そして、伊藤忠グループと連携し、適切な管理運営のもとに保有10物件(取得価格合計98,187百万円)の着実な運用を行った結果、保有資産全体の稼働率は2021年1月期末時点99.9%と良好な稼働状況を維持しています。
 内部成長においては、テナント企業ごとに、従業員検温や、事務所・休憩スペースでのソーシャルディスタンス確保・仕切板設置等の対応を実施大きな問題なくオペレーションを遂行しています。他にも2件のテナントとの再契約、増賃及び期間長期化推進や駐車場の外部貸し等の更なる収益拡大を推進、照明LED化(共用部/専有部)を進め、経費削減及びテナント満足度向上に努めています。これらの運用の結果、2021年1月期の業績は営業収益2,606百万円、営業利益1,323百万円、経常利益1,185百万円、当期純利益1,184百万円となりました。
 余談ではありますが、資産運用会社でもリモートワーク並びに出社時の時差出勤を導入した状況下、投資法人の資産運用業務を滞りなく推進できる体制を整えています。


LTVは34.3%と低めだが外部成長により45%まで引き上げる可能性も有り
20210322伊藤忠アドバンスロジスティクス投資法人NOI推移

 財務面の動きですが、2021年1月期においては、2020年11月20日を払込期日とする公募増資により14,276百万円を、2020年12月22日を払込期日とする第三者割当増資により402百万円をそれぞれ調達し、当期末時点の出資総額(純額)は64,228百万円となりました。
 また、新規2物件(うち1物件は、準共有持分の追加取得)の取得資金及び関連費用の支払いの一部に充当することを目的として、2020年11月20日付で730百万円(長期借入金)の借入れを行いました。さらに、同年10月16日付で、消費税還付金及び手元資金を原資として、同年4月1日の物件取得時に借り入れた短期借入金1,513百万円の期限前弁済を行いました。その結果、2021年1月期末時点の有利子負債残高は35,370百万円、LTVは34.3%となりました。
 決算説明会資料において、2022年1月期(第7期)まで巡行に運用していった場合のLTVは40.9%と予想しており、将来的な成長のための取得余力として、45%までLTVを引き上げる場合、借入余力は85億円程になると推計しています。2021年1月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)長期発行体格付:A+、格付の方向性:ポジティブ