2021年7月19日に野村不動産マスターファンド投資法人が大阪市からユニバーサル・シティウォーク大阪(底地)の追加取得が完了しました。

取得資産の概要
20210731ユニバーサル・シティウォーク大阪
【出典:野村不動産マスターファンド投資法人プレスリリースより】

  ①取得資産:ユニバーサル・シティウォーク大阪(底地)追加取得
  ②取得価格:2,139百万円 
  ③鑑定評価額:2,210百万円(2021年7月時点)
  ④売買契約締結日:2021年7月19日
  ⑤引渡日:2021年7月30日
  ⑥取得先:大阪市
  ⑦取得資金:自己資金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:ユニバーサル・シティウォーク大阪は西日本屈指の集客力を誇るテーマパークであるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に隣接する商業施設である。最寄駅である「ユニバーサルシティ」駅とUSJのメインゲートを結ぶ動線上に位置しており、USJの来場者をターゲットとする商業施設として希少性の高い立地条件を有する。USJは魅力度の高いイベントの開催や人気アトラクションの導入によって、今後も西日本屈指のテーマパークとしての地位を維持していくものと見込まれる。

取得理由
 
 ユニバーサル・シティー・ウォーク大阪の共有持分及び借地権(所有者は大阪市)の準共有持分並びに区分所有建物の専有部分等を信託財産とする信託の受益権を保有しており、当該信託に係る信託受託者は底地の一部を大阪市より賃借しています。当該土地の借地契約においては、借地契約期間満了時に、借地権者が「更地における時価」にて当該土地を購入することを借地権者と大阪市間にて約定しており、また、当該信託に係る信託受託者は借地権の他の準共有者と当該借地契約上の債務の履行に関し、他の準共有者と連帯債務を負っており、その持分比率に従って当該借地を購入する義務を負っています。
 2021年7月31日をもって借地契約期間が満了するため、投資法人は、大阪市並びに信託受託者及び当該借地に係る借地権の他の準共有者との協議の結果、当該借地の対象土地につき持分割合(54.11%)に従って、投資法人が直接取得することとし取得を決定しました。

 また、今回の取得に伴い固定資産税及び都市計画税が増加するものの、以下の3点についてメリットがあると説明しています。
 ①借地料の支払いが不要となることでキャッシュフローが増加。
 ②借地権の消滅により物件の流動性が向上する。
 ③取得後の物件全体の鑑定評価額の増加が取得予定価格を上回る。

 追加取得による2021年8月期(2021年3月1日~2021年8月31日)及び2022年2月期(2021年9 月1日~2022年2月28日)の運用状況に与える影響は軽微であるため、予想の変更は無しということです。