2021年9月29日にアドバンス・レジデンス投資法人が東京都国立市にレジディア国立Ⅱと大阪天満宮のレジディア西天満の取得が完了しました。

取得資産の概要
20211010レジディア国立Ⅱ

  ①取得資産:レジディア国立Ⅱ
  ②取得価格:795百万円 
  ③鑑定評価額:880百万円(2021年8月時点)
  ④売買契約締結日:2021年9月29日
  ⑤引渡日:2021年10月1日
  ⑥取得先:個人
  ⑦取得資金:自己資金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:JR 中央本線「国立」駅徒歩4分、かつ商店街内であり生活利便性が良好。「国立」駅からビジネス・商業の中心地である「新宿」駅まで約30分、「立川」駅まで約4分と至近性に優れており、都心(新宿等)及び「立川」駅周辺に通勤する単身者ニーズが見込まれる。また一橋大学も徒歩5分圏内で、学生の需要も見込まれると予想。


20211010レジディア西天満

  ①取得資産:レジディア西天満
  ②取得価格:2,950百万円 
  ③鑑定評価額:3,090百万円(2021年8月時点)
  ④売買契約締結日:2021年9月29日
  ⑤引渡日:2021年10月7日
  ⑥取得先:国内事業会社
  ⑦取得資金:借入金及び自己資金
  ⑧支払方法:引渡時全額支払
  ⑨立地:大阪メトロ谷町線・堺筋線「南森町」5分、JR東西線「大阪天満宮」6分、京阪中之島線「なにわ橋」7分と3路線利用可能。東側徒歩3分の場所には、日本一長い天神橋筋商店街があり、生活利便性が良好であること。梅田をはじめ、北浜・中之島といったビジネス街との距離が近く、いずれも徒歩20分程度でアクセスが可能である立地です。
 建物自体は希少なファミリータイプで、1階には保育園がありファミリー層のニーズが期待できること、築22年ではあるものの、共用部の大規模修繕工事を実施している等、良好な管理状態であり、取得後に専有部内のリノベーション工事を実施することにより、更なる物件価値の向上が見込めると判断。

【出典:サンケイリアルエステート投資法人プレスリリースより】


 レジディア国立Ⅱは、東京都国立市に所在する比較的広めのシングルタイプの住戸(1K約29㎡)を擁する賃貸住宅を鑑定価格比90.3%、NOI利回り4.8%というスペックです。

 レジディア西天満は、大阪府大阪市に所在するファミリータイプ(2LDK約58㎡)の賃貸住宅を鑑定価格比5.5%、NOI利回り5.0%というスペックです。鑑定評価ベースのNOI利回りなので実際はもう少し下がってくるとのではないかという印象です。更に現状はレジデンス全体の稼働率は渋いのですが、レジディア国立Ⅱは単身者向けの1Kなので空室ができても何とか90%以上は維持していけるかと思います。レジディア西天満は大阪のファミリータイプの新築がどれほど埋まるかは不明ですが、既に80戸中76戸埋まっているのでこちらの方がポテンシャルは高そうです。