2022年2月18日にマリモ地方創生リート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,401円のところ3,924円で着地しました。
尚、利益超過分配金が312円が含まれています。

レジデンス比率を46.1%→46.4%
20220227マリモ地方創生リート投資法人賃貸事業利益率

 外部成長については2021年12月22日にアルティザ博多駅南の第一次売却を実施しました。売却した部分は準共有持分の50%、残りは2022年1月26日に実施し完了しています。
 内部成長においては、資産運用会社とプロパティマネジメント会社であるスポンサーの㈱マリモの各拠点との一体的なプロパティマネジメント業務の推進を通じて、各地域の特色を踏まえたリーシング活動や個別物件の特性・稼働状況を踏まえたテナント募集条件の設定などを実践し、運用物件の安定した稼働及び、ダウンタイムの短縮に努めました。また、内部成長策の一環として、コスト削減においては、BM契約の一部見直し、「アルティザ松本」での電力会社見直し等により費用削減を実現しました。さらに、「アルティザ仙台花京院」での大規模修繕工事実施等機能性・利便性の向上及び顧客満足度の向上に向けた運用を行いました。その結果、2021年12月期末における投資法人の保有資産(32物件、取得価格の合計30,200百万円)の稼働率は97.7%、期中平均稼働率は97.7%となりました。上記の結果、2021年12月期の業績は、営業収益1,402百万円、営業利益654百万円、経常利益551百万円となり、当期純利益は550百万円となりました。


レンダーフォーメーションの強化も進んでいる
 
 中長期的に安定した資産運用基盤の構築、資産運用の効率化と財務体質の健全化を実現するための資金調達を行っています。資金の借入れについては、借入金返済期日の分散化、借入期間の長期化と借入金利の低下を念頭に置き、都市銀行、信託銀行及び各地域の特性を十分に理解した地域金融機関を含めた複数の金融機関によるバンクフォーメーションを維持するよう努めています。
 2021年12月期においては、2021年8月2日に返済期限を迎える2016年8月1日付にて借り入れた長期借入金(トランシェC)3,500百万円、2021年2月26日付に借り入れた長期借入金300百万円の期日前返済に充当するため、2021年8月2日付で長期借入金合計3,800百万円の借入れを行いました。このほか2016年8月1日付にて借り入れた長期借入金(トランシェD:借入残高1,357百万円)のうち、7百万円について2021年8月2日付で、また7百万円について2021年11月1日付で、手元資金により約定返済を行いました。この結果、2021年12月期末における借入金残高は、16,152百万円となり、LTVは、48.9%となりました。