2022年3月16日にエスコンジャパンリート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,565円のところ3,593円で着地しました。

11物件の大型取得で資産規模は696億円

 2022年1月期は2021年8月3日に㈱日本エスコンと中電不動産㈱から11物件の大型取得を行いました。

2022年1月期取得物件

①tonarie栂・美木多(所在地:大阪府堺市、取得価格3,496百万円)
②トライアル近江八幡店(底地)(所在地:滋賀県近江八幡市、取得価格1,010百万円)
③クスリのアオキ斑鳩店(底地)(所在地:奈良県生駒郡、取得価格711百万円)
④ドラッグユタカ向日上植野店(底地)(所在地:京都府向日市、取得価格460百万円)
⑤ウエルシア尼崎武庫元町店(底地)(所在地:兵庫県尼崎市、取得価格565百万円)
⑥ココカラファイン寝屋川公園店(底地)(所在地:大阪府寝屋川市、取得価格702百万円)
⑦ENEOS伊川谷SS店(底地)(所在地:兵庫県神戸市、取得価格530百万円)
⑧ゲオ彦根高宮店(底地)(所在地:滋賀県彦根市、取得価格300百万円)
⑨シュロアモール長嶺(所在地:熊本県熊本市、取得価格4,600百万円)
⑩フジグランナタリー(所在地:広島県廿日市市、取得価格3,950百万円)
⑪ヤマダ電機テックランド札幌白石店(底地)(所在地:北海道札幌市、取得価格1,300百万円)

 内部成長の動きとしては、前期と同様に運用している商業施設について、アパレル、飲食業、サービス業には厳しい状況が続く一方、食品スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどの生活必需品を扱う業種は比較的堅調な状況と分析しており、商業施設の利用者とテナント従業員の安全確保に引き続き留意しながら、空区画へのテナント誘致、契約期限到来時におけるテナントの入れ替え等の適切な運用資産の管理と収益向上のための施策を行い、中長期にわたる安定的な収益の確保に努めました。上記の結果、2022年1月期末時点の運用資産38物件の稼働率は99.7%となっています。

 エスコンジャパンリート投資法人は、ESGへの取組みが投資主価値向上に寄与するという認識のもと、環境負荷低減や地域コミュニティの活性化への取組みを推進しています。投資法人は、2021年10月に、2021年GRESBリアルエステイト評価において、総合スコアのグローバル順位により5段階で格付されるGRESBレーティングで「2Star」を取得しました。また、ESG推進のための方針や組織体制などを評価する「マネジメント・コンポーネント」と保有物件での環境パフォーマンスやテナントとの取組等を評価する「パフォーマンス・コンポーネント」の双方において、優れた参加者であることを示す「Green Star」の評価を獲得しました。2022年1月期の業績は、営業収益2,476百万円、営業利益1,506百万円、経常利益1,265百万円、当期純利益1,264百万円となりました。


大型取得でLTVは44.1%に上昇
20220324エスコンジャパンリート投資法人NOI推移

 財務戦略は、中長期的な安定的収益の確保及び資産価値の着実な向上のため、安定的かつ健全な財務運営を実現するための資金調達を行うとしています。LTVは、保守的な水準を維持することを基本とし、原則として50%を上限としています。
 2022年1月期は、2021年8月3日の商業施設11物件の取得に際し、2021年8月2日を払込期日として、公募による新投資口の発行を行い、9,207百万円の資金を調達しました。また、2021年8月24日を払込期日として、第三者割当による新投資口の発行を行い、460百万円の資金を調達しました。これらにより、2022年1月期末時点の出資総額は38,107百万円、発行済投資口の総口数は351,967口となりました。併せて、2021年8月3日に9,420百万円の新規借入れを行いました。2021年10月29日には、第三者割当による新投資口の発行による手取金を原資に借入金405百万円の期限前弁済を行いました。さらに、2022年1月14日には既存借入金に係るすべての担保権の解除を行ったうえ、2022年1月31日には、投資法人の借入金のうち2022年1月31日が返済期限である借入金9,960百万円について、資金の借換えを行いました。これらにより、2022年1月期末時点の有利子負債残高は33,445百万円、LTVは44.1%となっています。2022年1月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:A-、格付の見通し:安定的