2022年4月4日にしんきんアセットマネジメントよりJ-REITマーケットレポートが開示されましたのでご紹介致します。


 2021年3月は、前半はレンジでの動きが続きましたが、後半は買戻しが優勢になりました。ロシアとウクライナの停戦協議への期待や、米長期金利の低下を好感し、2日まで続伸しました。ウクライナ情勢が一段と緊迫化したことを受け、9日まで5日続落しましたが、原油の上昇一服を好感し、10日には大きく持ち直しました。その後はウクライナ情勢の不透明感や、米国のインフレ高進が重しになり、やや売りに押されました。ただ16日には、まん延防止等重点措置が解除される見通しとなったことや株価の上昇を好感し、買いが優勢になりました。日銀が金利上昇を抑制する姿勢を示したことも買い材料になり、29日には東証REIT指数は約2か月半ぶりに2,000ポイントを回復しました。

 今後は、引き続き神経質な動きの中、戻りを探る展開を予想します。国内では新型コロナウイルスの感染拡大が鈍化する中、東京都などへのまん延防止等重点措置が終了したことを受け、経済活動の正常化やGoToトラベルへの期待がJ-REIT市場を支えそうです。とはいえ、米連邦準備制度理事会(FRB)がより積極的な金融引締め姿勢を示す中、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.5%の大幅利上げが決定される可能性もあり、米金融政策をめぐる思わくに振らされる場面もありそうです。他方、ロシアとウクライナの停戦交渉が進展すると、投資家心理が改善することが見込まれますが、紛争が長期化するとの懸念が広がると、上値が抑えられることも想定されます。

3月の主要指標
20220411しんきんアセットJ-REITレポート2022年3月

 東証REIT指数
  2,003.04円前月比(+6.7%)

 東証REIT指数(用途別)  
  オフィス   1,881.34(前月比+5.9%)
  住宅     3,181.92(前月比+7.8%)
  商業・物流等 2,532.47(前月比+7.2%)