2022年4月の天候は全国的に高気圧に覆われやすく、晴れた日が多くなりましたが、期間のはじめは気圧の谷の影響で東日本太平洋側を中心に雨の降った日がありました。旬降水量は、東日本太平洋側を除いて少なく、高気圧に覆われた西日本と東日本日本海側でかなり少なくなりました。旬間日照時間は全国的に多く、平年比は北日本日本海側140%、北日本太平洋側138%、東日本日本海側158%、西日本日本海側177%、西日本太平洋側160%となり、それぞれ1961年の統計開始以来、4月上旬として1位の多照となりました。期間のはじめは東・西日本と沖縄・奄美では寒気の影響で気温が平年を下回った時期がありましたが、北日本は暖かい空気に覆われやすくなりました。期間の中頃からは晴れて気温が上がりやすく、また南から暖かい空気が流れ込んだため、全国的に気温が高くなり、9日と10日は東北地方以南で夏日となった地点が多くなりました。


 中旬は、期間のはじめは、高気圧に覆われ、晴れて気温が上がり、また暖かい空気が流れ込んだため、全国的に気温が高くなり、東北地方や東海地方、近畿地方などでは真夏日となった地点もありました。期間の中頃は、前線や気圧の谷の影響で本州では雨となった所が多く、寒気が流れ込んだため気温が平年を下回った日が多かったようです。期間の終わりは、高気圧に覆われて晴れた所が多かくなりました。15日頃は、台風第1号が小笠原諸島に接近して大荒れとなりました。沖縄・奄美では気圧の谷や湿った空気の影響を受けにくかったため旬降水量がかなり少なかったようです。


 下旬は、低気圧や前線が本州南岸付近と日本の北をたびたび通過し、26日には前線を伴った低気圧が日本海を東進したため、天気は短い周期で変わりました。本州付近は低気圧や前線の影響を受けやすく曇りや雨の日が多かったため、旬降水量は東・西日本でかなり多くなりました。特に東日本太平洋側の旬降水量は平年比247%で、1946年の統計開始以来、4月下旬として1位の多雨となりました。また、旬間日照時間は西日本太平洋側でかなり少なく、東日本と西日本日本海側で少くなりました。一方、低気圧の影響を受けにくかった北日本と沖縄・奄美では旬間日照時間が多くなりました。期間の中頃にかけて暖かい空気が流れ込んだため、全国的に旬平均気温がかなり高く、関東甲信地方や九州北部地方、沖縄地方では真夏日となった地点もあったようです。沖縄・奄美の旬平均気温は平年差+2.6℃で、1946年の統計開始以来、4月下旬として1位の高温となりました。


平均気温
20220522平均気温2022年4月

 4月の平均気温は北・東日本でかなり高く、西日本と沖縄・奄美で高くなりました。帯広、釧路、根室、室蘭、苫小牧、広尾の6地点で月平均気温高い方からの1位を更新しました。

降水量
20220522降水量2022年4月

 4月の降水量は東日本太平洋側でかなり多く、西日本で多かくなりました。銚子、千葉、大島の3地点で月降水量多い方からの1位を更新しました。一方、北日本太平洋側と沖縄・奄美でかなり少なく、北日本日本海側で少なくなりました。浦河、帯広等7地点で、月降水量少ない方からの1位を更新した。東日本日本海側で平年並となりました。

日照時間
20220522日照時間2022年4月

 4月の北日本でかなり多く、東・西日本日本海側と沖縄・奄美で多かった。西郷、米子の2地点では月間日照時間多い方からの1位を更新し、佐世保では月間日照時間多い方からの1位タイの値を記録しました。東・西日本太平洋側で平年並となりました。


インフラファンドの2022年4月の発電実績

タカラレーベン・インフラ投資法人

物件数:42件 
パネル出力:171.538MW
想定発電量:20,728,336kWh
発電電力量:20,090,654kWh
差異:▲637,682kWh

いちごグリーンインフラ投資法人

物件数:15件 
パネル出力:29.43MW
想定発電量:3,276,652kWh
発電電力量:3,542,064kWh
差異:+265,412kWh

カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人

物件数:25件 
パネル出力:183.97MW
想定発電量:20,989,031kWh
発電電力量:21,562,479kWh
差異:+573,447kWh

東京インフラ・エネルギー投資法人

物件数:11件 
パネル出力:45.99MW
想定発電量:5,145,490kWh
発電電力量:5,169,895kWh
差異:+24,405kWh

エネクス・インフラ投資法人

物件数:9件 
パネル出力:155.53MW
想定発電量:17,426,349kWh
発電電力量:16,971,556kWh
差異:▲454,793kWh

ジャパン・インフラファンド投資法人

物件数:36件 
パネル出力:90.01MW
想定発電量:10,279,513kWh
発電電力量:10,891,640kWh
差異:+612,127kWh


 インフラファンドの動きとしてはタカラレーベン・インフラ投資法人のスポンサーが会社分割をしています。㈱タカラレーベンはMIRARTHホールディングス㈱に商号変更するそうです。純粋に持ち株会社を作りたかったようなことを延べています。エネルギー事業及びアセットマネジメント事業は本承継事業に含まれておらず、不動産販売事業、賃貸事業、不動産流通事業を㈱タカラレーベン西日本に分割するようです。(㈱タカラレーベン西日本は承継後㈱タカラレーベンになる予定)その㈱タカラレーベン西日本の所在地が愛媛県であることを考えると・・・。リモートワークが徹底されると考えても不採算部門を分離したかっただけではないかと思うんですけどね。