2022年6月16日にNTT都市開発リート投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が3,975円のところ4,054円で着地しました。

周辺相場の下落によりオフィス賃料がマーケット賃料との差がほぼ無し
20220626NTT都市開発リート投資法人NOI推移

 2022年4月期の外部成長の取り組みは2021年11月2日に東京オペラシティビル(オフィスビル、取得価格22,000百万円)及び2022年3月28日にアーバンネット内幸町ビル(オフィスビル、取得価格5,640百万円)を取得しました。一方、2017年6月に取得したスフィアタワー天王洲(オフィスビル、取得価格15,000百万円)を売却し、2,231百万円の不動産等売却益を実現しましまた。
 この結果、2022年4月30日に投資法人が保有する資産は、オフィスビル26物件、レジデンス32物件、優先出資証券1銘柄の計59物件であり、取得価格の総額は272,632百万円、用途別の投資比率はオフィスビル64.1%、レジデンス28.6%、その他(優先出資証券)7.3%となっています。また、優先出資証券を除いた58物件の稼働率は、2022年4月30日でオフィスビルが前期末比2.8ポイント上昇の96.2%、レジデンスが前期末比1.9ポイント上昇の96.6%で、全体では前期比2.5ポイント上昇の96.3%となっています。2022年4月期の実績として営業収益12,589百万円、営業利益6,128百万円、経常利益5,682百万円、当期純利益5,681百万円を計上しました。


短期借入金を計画的に利用する姿勢は〇

 2022年4月期において投資法人は、一般募集による新投資口の発行を行い、総額約11,701百万円の資金を調達しました。当該調達資金は短期借入金と合わせて東京オペラシティビルの取得資金の一部に充当しました。また、第三者割当増資にてSMBC日興証券㈱を割当先とする第三者割当による新投資口の発行を行い、総額約586百万円の資金を調達しました。当該調達資金は、2021年12月10日に譲渡したオフィスビル1棟(スフィアタワー天王洲)の売却代金の一部及び手元資金と合わせて借入金の期日弁済(12,050百万円)及び期限前弁済(3,200百万円)に充当しています。
 借入れについては、2021年11月2日付けで取得した東京オペラシティビルの取得資金の一部に充当するため、短期借入金として三井住友信託銀行㈱から総額11,000百万円を借り入れました。上記、2021年12月10日に譲渡したオフィスビル1棟(スフィアタワー天王洲)の売却代金の一部及び手元資金により、借入金15,250百万円の返済を実施しました。NTT都市開発リート投資法人は財務戦略の中で返済・償還時期の分散及び平均残存期間の長期化に取り組んでいますが、返す目算があるから短期借入金を利用し利息負担を小さくしようという目的が動きとして見えるので財務面はしっかりしているようです。2022年4月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA-、格付けの見通し:安定的