2022年6月30日に東急リアル・エステート投資法人が運用中の東急虎ノ門ビルの増築が完了し取得したことを発表しました。
取得物件の概要
①取得資産の名称:東急虎ノ門ビル(増築部分)
②所在地:東京都港区虎ノ門一丁目21番19号
③取得価額:1,722百万円
④延床面積:2,050.64㎡
⑤施工会社:東急建設㈱
⑥取得日:2022年6月30日
⑦取得資金:自己資金及び借入金
増築の効果
増築前
延床面積:12,557.47㎡
総賃貸可能面積:9,016.59㎡
基準階面積:984.55㎡
NOI:795百万円
NOI利回り:4.72%
償却後NOI:655百万円
償却後NOI利回り:3.89%
増築後
延床面積:14,640.55㎡
総賃貸可能面積:11,029.27㎡
基準階面積:1,187.18㎡
NOI:808百万円
NOI利回り:4.35%
償却後NOI:601百万円
償却後NOI利回り:3.24%
増築工事の発注
増築の工事発注先の東急建設㈱は資産運用会社の自主ルールである「利害関係者取引規程」が適用される利害関係者に該当するため、同規程に基づく手続きを実施の上、請負契約を締結しています。コンストラクション・マネジメント業務の委託先は東急㈱とこれまた利害関係者です。
増築することで売却しやすくするというメリットもありそうですが、今後も運用し続けていくという狙いなら増築前以上のパフォーマンスを目指していく必要があると思います。この工事で投資法人のお金が利害関係者2社に落ちている訳なのでしっかりと分配金上昇に繋げて頂かないと投資家さんは本当の意味で納得しませんよ。
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