2022年8月9日にイオンリート投資法人が保有する5物件（イオンレイクタウン mori、イオンレイクタウン kaze、イオンモール石巻、イオンモール札幌平岡、イオンモール苫小牧）について、㈱日本政策投資銀行より、DBJGreenBuilding認証を取得したと発表しました。

　DBJ Green Building 認証は、対象物件の環境性能に加え、当該物件を取り巻く様々なステークホルダーからの社会的要請への配慮等を含めた総合評価システムに基づき、現在の不動産マーケットにおいて求められる環境・社会への配慮がなされた不動産（Green Building）を評価・認証するものです。

物件名称:イオンレイクタウンmori

所在地:埼玉県越谷市レイクタウン三丁目 

評価ランク:★★★★★

評価ポイント:壁面緑化や歩行空間のある緑化空間を整備しヒートアイランド対策を進めるとともに、施設周辺のクリーン活動等、周辺住民とのコミュニティ形成に積極的に取り組んでいる点

物件名称:イオンレイクタウンkaze

所在地:埼玉県越谷市レイクタウン四丁目

評価ランク:★★★★★

評価ポイント:子供関連施設の整備、電車利用を促す取り組みや駅構内から連続する屋根の設置、館内ウォーキングコースの設置等、利用者の利便性・健康性に配慮している点

物件名称:イオンモール石巻

所在地:宮城県石巻市茜平四丁目

評価ランク:★★★★

評価ポイント:施設周辺のクリーン活動や地元の植樹祭に積極的に参加する等、周辺住民とのコミュニティ形成に積極的に取り組んでいる点

物件名称:イオンモール札幌平岡

所在地:北海道札幌市清田区平岡三条五丁目

評価ランク:★★★★

評価ポイント:過去の浸水被害を想定した止水板の設置、2回線受電の採用等、施設の防災性に配慮している点

物件名称:イオンモール苫小

所在地:北海道苫小牧市柳町三丁目

評価ランク:★★★★

評価ポイント:モール及び吹き抜けのトップライトからの昼光利用や外気導入の実施、バックヤード照明のLED化、コージェネレーションシステムの日常利用等、省エネに配慮している点

　★4つないし5つの最高取得ということで環境性能の高さは伺えます。地方中心のポートフォリオであるため地元のスーパー等の商業施設との差別化にもサスティナビリティ対応の資格取得は意味があるかと思います。

　イオンリート投資法人は金利スワップではサスティナビリティデリバティブなるものを導入したり、グリーンボンドの発行も行っています。有利子負債のうち25%が投資法人債というところもありサスティナビリティ資格を絡めて資金調達の面で上手く利用しているのではないでしょうか。