2022年8月16日に日本プライムリアルティ投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が7,750円のところ7,800円で着地しました。

オフィス系J-REITの中でも賃貸事業利益率が高い
20220825日本プライムリアルティ投資法人賃貸事業利益率
 日本プライムリアルティ投資法人は、主にポートフォリオ・クオリティの向上及び収益の安定成長を目指し、地域分散、用途分散によるバランスに留意しつつ、東京エリアのオフィスを中心に、地方オフィス及び商業施設等についても投資検討を進めています。2022年6月期の外部成長の取り組みは、2022年1月に東京建物東渋谷ビル(取得価格113億円)を取得しました。また、同年6月にはJPR梅田ロフトビルの第2回目の譲渡(持分30%、持分相当の譲渡価格52.5億円)を実行しました。一連の取引の結果、2022年6月末時点における保有資産残高は67物件、4,922億円(取得価格ベース)、総賃貸可能面積は502,889㎡、テナント数は1,171となっています。
 管理面では、従来通りのブランドコンセプト「A/3S(Amenity/Service, Safety, Save Energy)」に基づき、テナントニーズを踏まえたバリューアップ工事を計画的を実施しています。また、CO2排出量削減へ取り組みとしては、効果期待できる空調改修工事や照明器具のLED化工事を複数ビルで実施しました。また、環境への取組みとして、環境認証取得を継続的に進めています。2022年6月期末時点において、「DBJ Green Building認証」の11物件で継続認証を行い、計13物件で認証を取得しています。
「CASBEE不動産評価認証」においては、3物件の新規取得を含む計31物件で認証を取得し、
「BELS評価」においては、2物件で認証を取得しています。これらの認証取得に加えて環境へま取組みが評価された結果、2021年の「GRESBリアルエステイト評価」では、8年連続で最高位の「Green Star」の評価を取得しており、総合スコアでの相対評価による「GRESBレーティング」においても、最上位評価である「5スター」の評価を3年連続で獲得しています。このような運用の結果、2022年6月期の業績は、営業収益18,357百万円、経常利益8,607百万円、当期純利益8,607百万円となりました。


NOIが減少もDSCRは上昇中
 
 資金調達の状況は、2022年6月期において、投資口の追加発行により、138億円を調達し、新規物件の取得資金及び借入金の返済に充当しました。また、良好な資金調達環境を背景に、財務基盤を更に強固なものとするため、調達期間の長期化及び返済期日の分散化を重視した調達に取り組んでいます。2022年6月期は期中に返済した有利子負債の借換え資金として185億円の調達を行いましたが、返済した有利子負債(短期借入金を除く)の平均調達期間5.7年、平均調達金利 0.55%に対し、新規有利子負債の平均調達期間は9.2年、平均調達金利は0.64%となりました。2022年6月期末の借入金残高は1,650億円、投資法人債残高は379億円、有利子負債残高は2,029億円となり、LTVは40.0%、長期固定金利比率は100.0%、平均デットコストは0.74%、平均残存年数は5.0年となっています。また、コミットメントラインは、240億円✰極度額を金融機関6行と設定しています。2021年12月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱格付投資情報センター(R&I)、発行体格付:AA-、格付の見通し:安定的
・S&Pグローバル・レーティング・ジャパン㈱(S&P)、長期発行体格付:A、発行体格付:A-1、格付の見通し:安定的
・㈱日本格付研究所(JCR)、発行体格付:AA、格付の見通し:安定的

 オフィス全体としてリーシングには時間が掛かっている中でも、日本プライムリアルティ投資法人は上手くいっている方です。NOIは前期から490百万円減少しているものの、支払利息の負担割合を示すDSCRが14.36%と上昇しています。