2022年8月10日にいちごグリーンインフラ投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が未定のところ4,248円で着地しました。
尚、利益超過分配金2,195円が含まれています。
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2022年6月期においては、新たな資産の取得又は保有資産の売却はありませんでした。運用管理については、各発電所の気候や地形に対応した設計による高効率発電を意識して北海道では架台を高く設置、パネル角度を30度に設定(通常平地10度)の積雪対応を実施しています。
香川県では強風対応として土地の形状にあわせて数種類の架台を設置、沖縄県では台風対応として、綿密な荷重計算により設置場所に応じ架台を強化しています。(最大で風速60Mの強風に耐えられる設計)
また、オペレーションについて、統合監視システムにより、リアルタイムで発電所の稼働状況をチェックし、故障および劣化の早期発見を実現することにより、発電ロスを最小化を実現するため、太陽光パネルを列ごとに管理するストリング監視システムを導入しています。
2022年6月期月次発電量実績
2022年7月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:3,366,058kWh、発電電力量:3,489,015kWh、差異:+122,957kWh
2022年8月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:3,425,503kWh、発電電力量:3,150,555kWh、差異:▲274,948kWh
2022年9月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:2,987,214kWh、発電電力量:2,997,804kWh、差異:+10,590kWh
2022年10月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:2,821,763kWh、発電電力量:2,917,588kWh、差異:+95,825kWh
2022年11月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:2,140,887kWh、発電電力量:2,195,201kWh、差異:+54,314kWh
2022年12月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:1,962,914kWh、発電電力量:2,024,918kWh、差異:+62,004kWh
2022年1月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:2,078,790kWh、発電電力量:1,925,886kWh、差異:▲152,904kWh
2022年2月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:2,341,018kWh、発電電力量:2,324,684kWh、差異:-16,334kWh
2022年3月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:3,080,374kWh、発電電力量:3,095,147kWh、差異:+14,773kWh
2022年4月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:3,276,652kWh、発電電力量:3,542,064kWh、差異:+265,412kWh
2022年5月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:3,406,683kWh、発電電力量:3,340,305kWh、差異:▲66,378kWh
2022年6月、発電所15ヶ所、パネル出力:29.43kW、予想発電電力量:3,059,187kWh、発電電力量:3,095,098kWh、差異:+35,911kWh
上記の運用の結果、2022年6月期の実績として営業収益1,083百万円、営業利益276百万円、経常利益212百万円、当期純利益211百万円となりました。
出資金の払戻しで見かけの分配金は増加中
財務戦略では、安定収益の確保及び運用資産の着実な成長のために、資金調達環境の動向を注視しつつ、公募増資、借入金等の資金調達を検討します。また、今後資産の新規取得等の際に借入金を調達する場合には、LTV水準等の指標を考慮しながら、金利の固定化、借入期間の長期化を図るとともに、借入先の分散等によりバンクフォーメーションの拡充を進めていき、投資法人の財務基盤の強化を進めていきます。
2022年6月期においては、新たな資金調達はありませんでした。なお、2022年6月期末において約定返済(計437百万円)を行った結果、2022年6月末現在の借入金残高は5,438百万円となり、LTVは56.4%、有利子負債に対するFFO(Funds From Operations、現金収入)の倍率は6.4倍となりました。
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