2022年10月7日にタカラレーベン不動産投資法人が運用中のコープさっぽろ春光店を売却が無事完了しました。

譲渡物件の概要
20221014コープさっぽろ春光店
 ①物件名称:コープさっぽろ春光店
 ②譲渡予定価格:1,110百万円
 ③鑑定評価額:1,009百万円(2022年9月時点)
 ④売買契約締結日:2022年10月6日
 ⑤売却予定日:2022年10月7日
 ⑥売却先:ケネディクス商業リート投資法人
 ⑦決済方法:引渡時一括

【出典:タカラレーベン不動産投資法人プレスリリースより】

譲渡の理由

 譲渡予定資産は、旭川市街地の住宅集積エリアに位置する地域密着型商業施設であり、取得以降、固定賃料による安定運用を維持してきましたが、譲渡先から上記譲渡予定価格での購入の申出があったことを踏まえ、今後、より投資法人の強みを活かし成長性を取り込める物件との入替を見据え、譲渡予定資産の譲渡を実施することが本投資法人のポートフォリオの質の向上に資すると判断。

 売却先も同業のケネディクス商業リート投資法人ということもあり、物件のことを悪く言いづらい部分もあると思うので譲渡理由は歯切れが悪いものになっています。タカラレーベン不動産投資法人にとってあまり立地上のポートフォリオ拡充する理由は特に無いんですよね。それに地方物件だと物件も管理しにくいということも挙げられます。大して分配金に寄与しない物件でも不を抜く訳にはいかないですからね。

 コープさっぽろ春光店の立地は旭川の方にあるので売却したくても売却先が中々見つからなかったのではないかと思慮します。そこでケネディクス商業リート投資法人が手を挙げてくれたことで助かったというところがホンネではないでしょうか。物件売却益も発生しているし特に問題は無いかと思います。