2022年10月6日にケネディクス商業リート投資法人が公募増資により商業施設2物件を取得することを発表しました。
取得物件の概要
②取得予定価格:14,490百万円
③鑑定評価額:14,490百万円(2022年9月時点)
④売買契約締結日:2022年10月6日
⑤取得日:2022年10月26日
⑥取得先:ケネディクス㈱
⑦取得資金:新投資口 発行による手取金及び借入金並びに自己資金
⑧決済方法:引渡時一括
⑨立地:イーアス春日井は、春日井市の主軸道路となる国道19号に接道しており、名古屋市内含め、広域からのアクセスに恵まれた立地です。オーバーブリッジにより国道19号へのスムーズな往来も実現しており、2,122台収容可能な駐車場が配備されています。周辺はロードサイド業態の一大集積地であるため、広域集客力をもつ業態に適したロケーションです。
イーアス春日井の建物自体は、名古屋市北東部に隣接する春日井市の国道19号沿いに立地するロードサイド型NSCです。ザ・モール春日井跡に建て替えられ、2021年10月にオープンした商業施設です。24時間営業の西友が食品スーパーに特化して再出店している他、ラウンドワン、ユニクロ、GUに加え、国内最大級の売場面積を誇る無印良品が出店する等、独自の集客力をもつ複数の大型店が集積することで商業施設として競争力を発揮しています。また、再生可能エネルギー電力を共用部で導入する等、サステナビリティに配慮した施設となっています。
NSCは食品スーパーを核とし、ドラッグストアやホームセンターなどのテナントを持つ、近隣住宅街などの小商圏をターゲットとしているSCのことで、日本のSCの大半はこれに分類されます。スポンサー開発物件を鑑定評価額が買うという盲目的な判断はケネディクス系投資法人は下さないと思っていましたが、1度大手の投資法人でスポンサー激甘判断を下すと他の投資法人も悪い意味でマネするんですよね。大手の投資法人とはもちろんユナイテッド・アーバン不動産投資法人です。
①物件名称:コープさっぽろ春光店
②取得予定価格:1,110百万円
③鑑定評価額:1,220百万円(2022年9月時点)
④売買契約締結日:2022年10月6日
⑤取得日:2022年10月7日
⑥取得先:タカラレーベン不動産投資法人
⑦取得資金:新投資口 発行による手取金及び借入金並びに自己資金
⑧決済方法:引渡時一括
⑨立地:コープさっぽろ春光店は、国道40号から繋がる末広高台通に接道し、道内の特徴でもある升目状に広がる道路網により車アクセスに恵まれています。国道40号及びその東側の国道39号は市域を縦貫する基幹道路であり、大型店が集積しています。コープさっぽろ春光店が接道する末広高台通はバス通りでもあり、生活利便性のある道路です。
コープさっぽろ春光店は、北海道人口第二の都市、旭川市北部の住宅エリアに立地する NSC です。本施設は、コープさっぽろを中心に、転貸先としてドラッグストア、100円ショップ、ベーカリー、衣料品店、歯科等で構成される地域密着型商業施設です。旭川市内のコープさっぽろ組合員加入比率(世帯加入率)は8割超と全国の生協加入率と比較し高い地域であり、競合店の多い環境下でも安定した顧客支持が保持されている店舗です。
【出典:ケネディクス商業リート投資法人プレスリリースより】
新投資口発行による発行済投資口の総口数の推移
①現在の発行済投資口の総口数:582,177口
②一般募集に係る新投資口発行による増加投資口数:20,000口
③一般募集に係る新投資口発行後の発行済投資口の総口数:602,177口
他社の投資法人から取得するには鑑定評価額よりも安い値段で買うという紳士っぷり。遠回しにケネディクス㈱様から取得する物件は素晴らしいが、他社から取得する物件はクソだからと遠回しに言っているように感じます。
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