観光庁が2022年10月31日に宿泊旅行統計調査(令和4年9月・第2次速報、令和4年10月・第1次速報)を発表しましたのでご紹介します。

20221205延べ宿泊者数推移2022年10月
  
 2022年9月の延べ宿泊者数(全体)は、3,942万人泊、2019年同月比-19.2%(前年同月比+73.1%)であった。うち外国人延べ宿泊者数は82万人泊(前年同月比+179.0%)。延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は2.1%。また、令和4年10月は、4,426万人泊、 2019年同月比-11.6%(前年同月比+38.0%)であった。日本人延べ宿泊者数は、9月は、3,860万人泊、 2019年同月比-4.7%(前年同月比+71.8%)であった。、対前年同月比を都道府県別でみると最高は京都府、次いで石川県、岐阜県、長崎県、北海道の順となっている。また、10月は、4,210万人泊、 2019年同月比+5.8%(前年同月比+32.5%)であった。
 外国人延べ宿泊者数は、9月は、82万人泊、 2019年同月比-90.1%(前年同月比+179.0%)であった。9月の国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、第1位がアメリカ、第2位が韓国、第3位が中国、第4位がタイ、第5位がドイツで、上位5ヵ国・地域で全体の41.9%を占める。2019年同月比では8割以上減少している国が多い。前年同月比はシンガポール(+1162.5%)、韓国(+911.0%)、マレーシア(+778.5%)においては大きく増加している。また、10月は、216万人泊、 2019年同月比-78.9%(前年同月比+594.3%)であった


 2022年年9月の客室稼働率は全体で49.5%であった。また、2022年10月は全体で52.6%となっています。9月の各施設タイプ別の客室稼働率TOP5は以下と通りです。
20221205施設タイプ別客室稼働率2022年10月

旅館:1.北海道49.3%、2.秋田県47.6%、3.群馬県46.0%、4.栃木県45.6%、5.香川県44.2%

リゾートホテル:1.奈良県69.7%、2.千葉県68.3%、3.大阪府:68.0%、4.栃木県64.0%、5.山梨県61.7%

ビジネスホテル:1.青森県79.3%、2.北海道75.7%、3.栃木県74.8%、4.岩手県74.4%、5.福井県72.1%

シティホテル:1.大分県79.3%、2.岩手県76.2%、山形県71.8%、4.富山県70.8%、5.兵庫県70.7%

簡易宿泊所:1.宮城県36.6%、2.福岡県36.0%、3.大阪府34.2%、4.愛知県32.5%、5.東京都31.6%