2022年11月上旬の北・東・西日本では、旬のはじめは低気圧や前線の影響で曇りや雨となった所がありましたが、西日本を中心に高気圧に覆われて晴れた日が多くなりました。このため、西日本日本海側では旬降水量はかなり少なく、旬間日照時間はかなり多くなりました。沖縄・奄美では、前線や高気圧の縁辺を回る湿った空気の影響で、曇りや雨の日が多く、旬のはじめと終わりは大雨となった所があったため、旬降水量はかなり多く、旬間日照時間はかなり少なくなりました。気温は、旬のはじめと終わりは暖かい空気に覆われて平年を上回ったが、旬の中頃は寒気が流れ込み平年を下回りました。
 中旬は、北・東・西日本では、天気は短い周期で変わりましたが、本州付近は高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、旬間日照時間は北・西日本日本海側と北日本太平洋側でかなり多く、旬降水量は東・西日本日本海側で少なくなりました。沖縄・奄美では、旬のはじめと中頃に前線や高気圧の縁辺を回る湿った空気の影響で大雨となった所があったため、旬降水量はかなり多くなりました。寒気の影響が弱かったため、旬平均気温は全国的に高く、沖縄・奄美ではかなり高くなりました。
 下旬の北日本から西日本にかけての太平洋側と沖縄・奄美では、低気圧や前線の影響をたびたび受けたため、天気は短い周期で変わりました。東・西日本太平洋側と沖縄・奄美では、旬のはじめと終わりを中心にまとまった雨となったため、旬降水量はかなり多くなりました。一方、寒気の影響が弱く、曇りや雨の日が少なかった北・東・西日本日本海側の旬間日照時間は多くなりました。寒気の影響が弱く、低気圧の前面で南から暖かい空気が流れ込みやすかったため、旬平均気温は全国的にかなり高く、旬平均気温平年差は、北日本で+3.4℃、東日本で+3.7℃、西日本で+3.5℃、沖縄・奄美で+2.1℃となり、1946 年の統計開始以降、11月下旬として北日本では1位タイ、東・西日本と沖縄・奄美では1位の高温となりました。


平均気温
20221213平均気温2022年11月
 2022年11月は全国的にかなり高くなりました。根室(北海道)、御前崎、(静岡県)、広島(広島県)、大分(大分県)等18地点では月平均気温の高い方からの1位を更新し、白河(福島県)、銚子(千葉県)、呉(広島県)、室戸岬(高知県)等 20 地点では月平均気温の高い方からの1位タイの値を記録しました。


降水量
20221213降水量2022年11月
 2022年11月の降水量は沖縄・奄美でかなり多く、東・西日本太平洋側で多くなりました。宮古島、久米島(以上、沖縄県)の2地点では月降水量の多い方からの1位を更新しました。一方、東・西日本日本海側で少なくなりました。北日本日本海側と北日本太平洋側では平年並となっています。


日照時間
20221213日照時間2022年11月
 2022年11月の日照時間は北・東・西日本日本海側でかなり多く、北・東・西日本太平洋側で多かった。新庄(山形県)、富山(富山県)、米子(鳥取県)、福岡(福岡県)等14地点では月間日照時間の多い方からの1位を更新しました。一方、沖縄・奄美で少なくなりました。


インフラファンドの2022年11月の発電実績

タカラレーベン・インフラ投資法人

物件数:42件 
パネル出力:171.538MW
想定発電量:12,501,798kWh
発電電力量:12,399,025kWh
差異:▲102,773kWh

いちごグリーンインフラ投資法人

物件数:15件 
パネル出力:29.43MW
想定発電量:2,129,837kWh
発電電力量:2,151,445kWh
差異:+21,607kWh

カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人

物件数:25件 
パネル出力:183.97MW
想定発電量:13,907,250kWh
発電電力量:14,758,314kWh
差異:+851,064kWh

東京インフラ・エネルギー投資法人

物件数:23件 
パネル出力:69.84MW
想定発電量:4,870,283kWh
発電電力量:4,781,016kWh
差異:▲89,266kWh

エネクス・インフラ投資法人

物件数:9件 
パネル出力:155.53MW
想定発電量:10,102,972kWh
発電電力量:9,950,914kWh
差異:▲152,058kWh

ジャパン・インフラファンド投資法人

物件数:40件 
パネル出力:103.22MW
想定発電量:6,955,472kWh
発電電力量:7,739,473kWh
差異:+784,051kWh

インフラファンドは終了なんだろうな。そりゃケーブル盗難対策もしないよね。

 あえて触れてはきませんでしたが、2022年9月に合同会社グリーンエネルギーによるタカラレーベン・インフラ投資法人の投資口公開買い付けに資産運用会社やスポンサーが賛同してしまってはもはや投資法人の運営にやる気はないですよね。そりゃ電気ケーブルも盗難されてもろくな対応はしないでしょうね。
 スポンサーのタカラレーベンはJ-REITもインフラファンドも手掛けていますが、そもそもスポンサー自体に2つを支える体力が無かったというところが問題だったと思います。不動産屋なのでJ-REITで様子を見てからインフラファンドに乗り出せばよかったものの、先行者利益ではないですがそれを期待してインフラファンドを始めたものエネルギー業界はタカラレーベンには辛い世界だったのだと思います。エネルギー業界にいない人には分からないと思いますがエネルギー業界は不動産業界以上に「村」です。そして相手は大手電力会社や商社を相手にしなければならなくなるのでやり方がえげつないんですよ。詳しくは別の機会に記事にしたいと思います。