2022年12月23日に日本都市ファンド投資法人が既に取得している日神プライベートレジリート投資法人の投資口を追加取得することを発表しました。

取得資産の概要

 ①取得資産:日神プライベートレジリート投資法人(NSPR)
 ②取得資産の裏付不動産:N-stage Akabaneshimo、川崎桜本WESTを含む33物件
 ③取得投資口数:1,200口
 ④取得予定価格:1,441百万円(2022年6月末日現在の基準価額に基づく)
 ⑤投資口約定日:2022年12月23日
 ⑥投資口取得予定日:2023年1月5日
 ⑦取得先:みずほ証券㈱
 ⑧投資口取得資金:自己資金

取得の理由

 投資口取得を通じた質・収益性の高い住宅ポーションの拡充等を図るため、投資法人は住宅特化型私募 REIT である NSPR の成長をサポートし継続的な投資口取得に向け誠実に協議す
ること等につき合意しています。NSPRにおいては、2022年12月20日付で新規2物件取得(取得予定価格の合計 2,273 百万円)のために 1,200口の新投資口の発行決議を行っており、当該新投資口について投資法人にて取得をする予定。
 取得実行後の本投資法人による NSPR の投資口の総取得(予定)価格は 5,010 百万円、保有割合は22.2%となる予定です。なお、投資法人がNSPRの投資口取得を開始して以降、NSPRの資産規模は本増資後で約 30%拡大することとなり、投資法人が得られる配当金の安定性も高まることで、投資主価値の向上に貢献すると判断。

NSPRのポートフォリオの概要(2022年6月末時点)
20221228日神プライベートレジリート投資法人運用物件例

 ①物件数:33物件
 ②取得価格合計:35,672百万円
 ③鑑定評価額合計:38,402百万円
 ④鑑定NOI利回り:5.2%
 ⑤東京圏比率:100%
 ⑥賃貸可能面積の合計:63,689.58 ㎡
 ⑦既存保有物件の平均稼働率:98.3%
 ⑧平均築年数:8.0年
 ⑨賃貸可能戸数の合計:2,349戸

【出典:日本都市ファンド投資法人プレスリリースより】

 これって商業施設が上手くいかないからレジデンスの比率を増やしています。ということと変わりはないので日本都市ファンド投資法人としてこれからの成長が難しいと感じているのではないでしょうか。商業施設運営という点ではイオンリート投資法人やケネディクス商業リート投資法人よりも出遅れたといった感じでしょうね。