オリックス不動産投資法人が2022年12月20日に借り入れたグリーンローンとポジティブ・インパクト・ファイナンスについて金利が決定したことを発表しました。
2022年12月20日に借り入れ
①借入先:㈱三井住友銀行(グリーンローン)
②借入金額:1,500百万円
③借入利率:0.672%
④借入日:2022年12月20日
⑤返済期日:2028年3月21日
①借入先:㈱りそな銀行(グリーンローン)
②借入金額:1,200百万円
③借入利率:0.869%
④借入日:2022年12月20日
⑤返済期日:2030年6月20日
①借入先:三井住友信託銀行㈱(ポジティブ・インパクト・ファイナンス)
②借入金額:5,000百万円
③借入利率:0.955%
④借入日:2022年12月20日
⑤返済期日:2031年12月22日
いずれも無担保、無保証、固定金利なのですがこれ一般的な借入金よりも金利条件が低くなっているように見えないんですよね。でもって2022年9月に借入金が発生した時の金利条件が以下のこちら。
2022年9月20日に借り入れ
①借入先:㈱日本政策投資銀行
②借入金額:3,350百万円
③借入利率:0.317%
④借入日:2022年9月20日
⑤返済期日:2025年9月20日
①借入先:㈱みずほ銀行
②借入金額:1,000百万円
③借入利率:0.727%
④借入日:2022年9月20日
⑤返済期日:2025年9月20日
①借入先:㈱三菱UFJ銀行
②借入金額:1,000百万円
③借入利率:0.710%
④借入日:2022年9月20日
⑤返済期日:2025年9月20日
①借入先:㈱りそな銀行
②借入金額:1,000百万円
③借入利率:0.727%
④借入日:2022年9月20日
⑤返済期日:2025年9月20日
①借入先:㈱新生銀行
②借入金額:1,000百万円
③借入利率:0.850%
④借入日:2022年9月20日
⑤返済期日:2032年9月23日
こう見ると日本政策投資銀行の金利条件が如何に破格なのかということが分かります。日本政策投資銀行からの借入れできるということは信頼性の証ということと、金利条件が低いということもあり格付を取得する際もプラスに働きます。9月の借入金は借入期間は約8年(新生銀行は約10年)。12月の借入金では㈱三井住友銀行が約5.3年、㈱りそな銀行は約7.6年、三井住友信託銀行㈱は約10年となります。
う~んこう見ると大して金利は低くなっていませんね。むしろ日本政策銀行からできるだけ多額に借り入れて足りない部分は㈱新生銀行の借入金でいいじゃないかと思ってしまいますね。これがCO2の排出、エネルギー消費量の削減でどれだけ安くなるのか見ものですね。
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