ジャパンエクセレント投資法人は、コアスポンサーである日鉄興和不動産㈱の投資法人の投資口の追加取得を予定どおり完了した旨の通知を受領したと発表しました。

 これは2022年8月18日に日鉄興和不動産㈱による本投資法人投資口の追加取得に関するお知らせで発表した日鉄興和不動産㈱によるジャパンエクセレント投資法人の投資口取得を実行にしたものです。

取組の意義

 ジャパンエクセレント投資法人は、設立以降、スポンサーとの協働及びその関係活用により、ポートフォリオの拡大と充実を図ってきた。本取組は、投資法人のコアスポンサーである日鉄興和不動産の本投資法人へのサポート姿勢を改めて明確化するもの。日鉄興和不動産が投資法人の投資口を追加取得することにより投資法人の投資主と日鉄興和不動産㈱との利益が更に一致することで、投資法人の中長期的な成長に寄与するスポンサーサポートが期待されるとしています。

取組前後における日鉄興和不動産の投資法人の投資口保有状況

 日鉄興和不動産の保有口数:取組前71,560、取組後134,427口
 発行済投資口数に対する割合:取組前5.3%、取組後10.0%

 ジャパンエクセレント投資法人は複数のスポンサーがいるので誰がイニシアチブを採るのかを明確にしたかったものと考えられます。発表までに時間がかかったのは他のスポンサーとの調整があったからだと推察します。これにより投資家さんが被る影響としては悪く考えると日鉄興和不動産㈱がら質の悪い物件を投資法人が買わされるリスクが高まります。反対に良い方に捉えると築浅で競争力の高い物件を投資法人が取得できると考えることもできるため影響はどっちもどっちという感じです。複数スポンサーがいるメリットは資産運用会社が物件を取得する際に慎重に吟味するようになるとというメリットがあります。その面外部成長のスピードが遅くなるという面もあるので、ジャパンエクセレント投資法人に積極的な資産規模拡大を期待している投資家さんには朗報と言えるでしょう。