2023年2月17日にジャパンエクセレント投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が2,800円のところ2,800円で着地しました。

JRをリーシングできたのは◎
20230222ジャパンエクセレント投資法人NOI・NCF・ROA利回り推移
 2022年12月期の外部成長の動きは2022年8月にスポンサーより中規模ハイグレードオフィスビルBIZCORE渋谷(取得価格66.4億円)を取得しました。内部成長は大口テナント退去の影響から2022年6月末に90.8%まで低下した稼働率が反転する動きとなっています。但し、都心部ビルの空室の埋め戻しは順調に進んでいるものの、興和川崎西口ビルの埋め戻しの遅れを主因として、2022年12月期末の稼働率は93.0%となっています。また、既存物件のVIOROにてテナントである東京建物㈱より解約申入れがなされたことにより、既存契約は、2022年10月31日をもって解約されることとなりました。これを受け、新たに㈱JR博多シティとの間で翌日を契約開始日とする賃貸借契約を締結しました。2022年12月期の投資法人の全保有運用資産は36件、取得価格総額は2,878億円、総賃貸可能面積は337,388.63㎡(102,060.06坪)となっています。上記運用の結果、2022年12月期の業績は、営業収益10,699百万円、営業利益4,132百万円、経常利益3,503百万円、当期純利益3,502百万円となりました。
 サスティナビリティへの取り組みとしては、運用物件を次々に再生可能エネルギー由来の電力に切り替えています。また、2023年1月18日はCO2排出量削減目標を2050年度のCO2排出量ネットゼロを掲げました。環境負荷の低減策として、エネルギー消費原単位及び水消費原単位については、各年度において前年度比1%、中長期的には2015年度から2019年度の原単位平均比で
2020年度から2024年度の原単位平均を5%以上減少させることを目標として設定しています。加えて、グリーンビル認証の取得に継続的に取り組んでおり、認証取得物件数は26物件、賃貸可能面積の89.2%(2022年12月31日現在・底地を除くベース)となっています。


さらばMoody's・格付けを取り下げ

 財務戦略は前期と同様で、金融コストの低減を図りつつ、金利の固定化、返済期限の長期化・分散化を基本方針とする資金調達を継続することで、安定的かつ健全な財務運営を継続していきます。また、資金調達手段の多様化による調達基盤の維持・強化の観点から、グリーンファイナンスやサステナビリティファイナンスなどの新しい調達手法にも取り組んでいます。LTVは、60%を上限とし、35%から50%を目処としています。
 2022年12月期は、8月にBIZCORE渋谷の取得資金として極度ローンにより30億円の短期借入れを実施しました。また、返済期限が到来した借入金については、9月に20億円を借入期間2.5年のサステナビリティローン、11月に10億円を借入期間5年のグリーンローン、また12月には57.5億円を借入期間7.1年のグリーンローンにて、それぞれ借換えを実施しました。これらの結果、当期末における有利子負債平均残存期間は4.0年(前期末比0.1年短期化)、期末平均有利子負債金利は0.69%(前期末比0.03ポイント低下)、LTVは、BIZCORE渋谷の取得資金として新規借入を行ったことで43.7%(前期末比0.6ポイント上昇)となりました。なお、投資法人は、資金調達の安定化及びリファイナンスリスク軽減を図るべく、従来から継続して借入極度額140億円のコミットメントラインを設定しています。2022年12月期末時点の格付機関から得ている格付は以下の通りです。
・㈱日本格付研究所(JCR)、長期発行体格付:AA-、格付の見通し:安定的