観光庁が2023年2月28日に宿泊旅行統計調査(令和4年12月・第2次速報、令和5年1月・第1次速報)を発表しましたのでご紹介します。

20230310延べ宿泊者数推移2023年1月

 2022年年12月の延べ宿泊者数(全体)は、4,690万人泊、2019年同月比-0.5%(前年同月比+19.7%)という結果になりました。うち外国人延べ宿泊者数は598万人泊(前年同月比+2728.0%)。延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は12.8%。また、2023年1月速報値は、3,931万人泊、 2019年同月比-7.9%(前年同月比+38.2%)となっています。
 日本人延べ宿泊者数は、12月は、4,092万人泊、 2019年同月比+7.8%(前年同月比+5.3%)でした。対前年同月比を都道府県別でみると最高は愛媛県、次いで山梨県、沖縄県、千葉県、京都府の順となっています。また、1月は、3,309万人泊、 2019年同月比-1.1%(前年同月比+17.3%)となりました。
 外国人延べ宿泊者数は、12月は、598万人泊、 2019年同月比-34.9%(前年同月比+1711.9%)となりました。年12月の国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、第1位が韓国、第2位が香港、第3位が台湾、第4位がアメリカ、第5位がシンガポールで、上位5ヵ国・地域で全体の56.1%を占めています。2019年同月比では2割以上減少している国が多くなっています。また、1月速報値は、622万人泊、 2019年同月比-32.5%(前年同月比+2728.0%)となっています。

20230310施設タイプ別客室稼働率2023年1月
 2022年12月の客室稼働率は全体で54.3%となりました。また、2023年1月は速報値が全体で44.7%となりました。

旅館:1.香川県56.8%、2.宮崎県49.7%、3.佐賀県49.5%、4.大分県48.7%、5.鳥取県48.2%

リゾートホテル:1.千葉県73.9%、2.奈良県70.5%、3.長崎県:68.4%、4.大阪府68.1%、5.愛媛県67.9%

ビジネスホテル:1.東京都75.2%、2.神奈川県74.3%、3.三重県72.6%、4.和歌山県70.4%、5.愛知県70.0%

シティホテル:1.神奈川県81.0%、2.和歌山県79.7%、3.大分県79.5%、4.福岡県78.0%、5.山口県77.3%

簡易宿泊所:1.東京都56.0%、2.大阪府47.0%、3.埼玉県44.8%、4.宮城県37.9%、5.岩手県33.7%

【出典:観光庁-宿泊旅行統計調査】