GLP投資法人は、2022年10月に実施した期間短縮型グローバルオファリングである Accelerated Global Offering方式(AGO方式)での公募増資が、リフィニティブ・ジャパン株式会社主催の2022年度「DEALWATCH AWARDS」の株式部門において<J-REIT Deal of the Year>を、㈱キャピタル・アイ主催の2022年度「キャピタル・アイ Awards」の投資法人投資口発行・売出部門において<BEST ISSUER OF 2022>を受賞したと発表しました。

 DEALWATCH AWARDSは、日本関連の資本市場の育成・拡大に資することを目的に1995年に設置されました。「本邦市場が世界の主要市場としてさらに発展していく」という観点から、アワードは発行市場における適正なプライシング、流通市場に移行した後の価格形成、資本市場の発展への貢献や創意工夫などを考慮し選定されています。受賞案件及び受賞者は、主幹事実績やシンジケート団参加の実績がある引受証券会社や機関投資家より各部門の受賞候補を推薦して頂き、候補案件及び候補者について、DEALWATCH編集部がDEALWATCH AWARDS判断基準に則った選考を行うことにより、最終的に決定されています。2022年度のDEALWATCH AWARDS は、「総合」、「社債」、「地方債」、「クロスボーダー債」、「サステナブル・ファイナンス」、「株式」の計6部門で構成されています。

 キャピタル・アイAwardsは、当年度の資本市場でなされたファイナンスのなかで最も優れた案件は何か、発行体は誰かについて、証券化・新規公開株式・既公開株式・不動産投資信託証券(J-REIT)・転換社債型新株予約権付社債(CB)の各部門にわたって引受証券会社と機関投資家へアンケートを実施し、その解答をもとに、市場に円滑に受け入れられたか、市場にとって意義があったか、市場の発展や活性化に資するかなどの観点で、株式会社キャピタル・アイの編集部が選出し、表彰するものです。

 なお、「DEALWATCH AWARDS」、「キャピタル・アイ Awards」の両 Awardsについてそれぞれ2020年度、2021年度に続いて3年連続での受賞。

投資法人の受賞内容及び各社コメント

リフィニティブ・ジャパン㈱ 2022年度「DEALWATCH AWARDS」株式部門

市場環境の悪化により大型オファリングが途絶えていたJ-REIT市場で、22年度最大となる321億円の資金調達を敢行。物流施設の過剰供給や EC 需要の減退が懸念されている中、分配金の成長やパイプラインの見通しで投資家支持を確保した。

㈱キャピタル・アイ 2022年度「キャピタル・アイ Awards」投資法人投資口発行・売出部門

J-REITで当年度最大のオファリングを実施。豊富なパイプラインと物件の調達力で国内外の投資家の支持を集め、2回連続の短縮日程での販売に成功した。DPU成長率も従来と大きく変わらず3%を維持した。

 AGO方式は内資のスポンサーが付いてる資産運用会社では思いつかない方法です。外資系スポンサーであるGLPがついているからこその取り組みだと思います。(それだけスポンサーの資産運用会社・投資法人に対する影響が強いということ)キャピタル・アイAwardsは機関投資家へアンケートを実施しているため、機関投資家が投資しやすい先を必然的に好評価にするため機関投資家にとって非常魅力的な投資法人と映っているということになります。機関投資家にとって魅力的ということは個人投資家さんにとっても投資口の売買益を得る機会を得ることになるためGLP投資法人のAGO方式の取り組みは「上手くいった」という評価で良いかと思います。