2023年6月13日にケネディクス・オフィス投資法人の決算が発表されました。
分配金は当初の予想一口当たり分配金が7,250円のところ7,647円で着地しました。

オフィス需要が芳しくないから合併するんでしょ?
20230619ケネディクス・オフィス投資法人NOI推移

 2023年4月期においてオフィスビル1物件(KDX川崎駅前本町ビル:取得価格3,760百万円、譲渡価格4,508百万円)を譲渡しました。上記の運用の結果、2023年4月期の業績は、営業収益17,290百万円、営業利益8,157百万円、経常利益7,208百万円、当期純利益7,205百万円となりました。
 オフィスビルの売買市場については、優良な中規模オフィスビルの売却情報は引き続き少なく、限られた売却案件に投資家が集中しているため、期待利回りは低水準にとどまっています。国内外の投資家の投資意欲は総じて高く、不動産会社等の国内および海外投資家、上場不動産投資法人(J-REIT)や私募リートによる物件売買は行われており、オフィスビルへの投資意欲に大きな変化は見られないとしています。

 しかし決算短信6ページ目に、「本投資法人の主な投資対象である中規模オフィスビルにおいては、不動産売買市場における希少性や流動性の高さに対する評価は変わらず、依然として期待利回りは低く、厳しい物件取得環境が続いています。また、大規模オフィスビルの大量供給に伴う二次空室や賃料下落への警戒感に伴うマーケットの先行き懸念から、足許では投資口価格が1口当たりNAVを大きく下回っている状況であり、公募増資を伴う外部成長機会も限定的なことから、今後の持続的な成長性の確保に課題を抱えています。」と言っています。マーケットのせいにしだしたらおしまいですね。ケネディクス・オフィス投資法人はもっと頑張ってくれる投資法人だと思っていましたが、スポンサーが三井系になってから明らかに成長スピードは鈍化しましたね。


信用力は上がってもスポンサー変更で成長性は下がった

 ケネディクス・オフィス投資法人は、既存借入金の借入条件等の改善に努めるとめつつ①有利子負債の返済期限を分散することによるリファイナンスリスクの軽減。②一定水準以上の長期固定化負債比率の維持。③有利子負債比率の保守的なコントロール(有利子負債比率は原則として45%程度の水準を目途)。を中心として、安定的な財務運営を目指しています。ただし、資金調達環境等を鑑みた上で、優良な物件取得等を目的とする有利子負債の調達により40%台後半水準での運営を行うこともありえる。)更に、大手銀行を中心とする既存の金融機関との良好な関係に基づく安定的な資金調達により堅固な財務運営を目指します。また、取引各行のシェアバランスに留意すると共に、既存取引行との条件対比をもとに新規取引行の導入についても適宜検討していくとしています。まあ合併までの話ですが。