2023年7月31日に産業ファンド投資法人が運用中のIIF神戸ロジスティクスセンターの準共有持分32%の売却が完了したと発表しました。これは4回に分けた譲渡のうち2回目の取引となります。

譲渡物件の概要
20230804IIF神戸ロジスティクスセンター
 ①物件名称:IIF神戸ロジスティクスセンター(準共有持分32%)
 ②譲渡予定価格:2,726百万円
 ③帳簿価額:5,754百万円(2022年7月時点)
 ④売買契約締結日:2023年3月1日
 ⑤売却予定日:2023年7月31日 
 ⑥売却先:非開示
 ⑦決済方法:引渡時一括
 ⑧譲渡の理由:IIF神戸ロジスティクスセンターは2021年2月のエンドテナント退去後、関西圏の物流ニーズを勘案し、BTS型からマルチテナント型への改修工事を実施し、工事は2022年 4月末に完了しました。また、同時並行でリーシング活動を進めており、昨年11月には1テナント入居しましたが、他方で今般の譲渡先より上記の条件にて提案を受けたことから、立地特性や築年数・建物スペックを鑑み、中長期的な保有と譲渡を比較検討した結果、ポートフォリオへ与える影響を総合的に判断。

【写真:産業ファンド投資法人ホームページより】

今後の譲渡スケジュール(準共有持分割合)

 ①第3回譲渡日:2024年1月19日、準共有持分40%:
 ②第4回譲渡日:2024年3月22日、準共有持分25%:

 全4回の譲渡価格の合計額は8,520百万円であるので結果として2,766百万円以上の売却益を得ることになっているので売却価格が低いということはありません。各期に売却益が上手く計上されるようにコントロールしているようです。これは買い手にとっても一度に多額の資金を用意する必要がないので資金繰りが楽になります。むしろその為に4回に分けたような気がしますね。