インフラファンドのインフラとは発電所のことでこの発電所を管理する事業者をO&M業者と呼びます。インフラ施設を管理するのはインフラ施設を利用して売電事業を行う企業かオペレーターにより委託を受けたO&M業者なります。それではオペレーターやO&M業者は具体的にどのように管理していくのでしょうか。

太陽光パネルのメンテナンス

 太陽光発電は日当たりがよく、気温が低い環境の方が効率良く発電することができます。そのため太陽光発電所は一般的に都心外に設置されます。売電収入で土地代を賄わなくてはならないため地方に設置するケースが多いです。太陽光発電を事業としている法人の発電所が中国地方、四国地方に多いのはこれが理由です。
 次いで北海道なんかも多いですが東北~北海道エリアは雪に対する対策が必要です。ソーラーパネルを高い位置に設置することや獣害や鳥害の対策もしなければなりません。管理については監視カメラを設置して定期的に監視していくことが重要になります。

 私が一番懸念しているのは震災が起こった場合の対応です。地震が起こった場合は大都市圏でも現地に到着するのが大変なのに地方の発電所を誰が復興するのでしょうか?ソーラーパネルが破損した場合の取り換えや被災状況の報告を手広く対応してくれる会社があるのかどうかがとても不安です。


蓄電技術、畜電池ってどうなの?

 家庭用の太陽光発電システムでは蓄電池を併用することが一般的になりつつあります。発電した電気を蓄えておければ太陽光の日射量が少ない朝や夕方は電力会社の電気を使い、日射量の多い昼間に蓄電池で蓄えた電気を使用すれば日中に電気を使う方には効率的です。また、日中に電気を使わない人は日中に発電した電気を売電にまわすことができます。

 それではインフラファンドにおいて蓄電池は必要なのかというと必ずしも必要ではありません。それはインフラファンドの性格によるものです。インフラファンドはあくまでも発電所の保有者としての立場なのでテナントであるオペレーターから得られる賃料を分配する仕組みです。その賃料はオペーレーターの売電収入に依存して決定されるので常に売電しておく必要があります。蓄電池で蓄電したところで売電できなければ収入はゼロなのでそもそも蓄電する必要はありません。

 ただ、震災や天災により発電所が壊れ発電できなくなる可能性もゼロではないのであらかじめでこかの蓄電池に一定量を蓄電しておきもしも発電所で売電できなくなった場合に蓄電池から売電するという方法もとれるのですが、あまり現実的だとはいえませんね。