2023年12月4日にしんきんアセットマネジメントよりJ-REITマーケットレポートが開示されましたのでご紹介致します。


 2023年11月のJ-REIT市場は、一進一退の動きの中、やや買いが優勢になりました。日銀が前月末に金融政策の再修正を決めたものの、微修正にとどまったことに加え、米連邦準備理事会(FRB)が2会合連続で政策金利の据え置きを決めるなど米国の利上げ打ち止め観測の高まりや主要国の長期金利低下を背景に、J-REIT市場は株式市場とともに上昇して始まりました。その後、株式市場が高値圏を維持する中、東証リート指数(配当なし)が1,850ポイントに近づく局面では引き続き利益確定売りが出て上値が重くなる一方、東証REIT指数が1,800ポイント付近では引き続き安値を拾う買いも入るなど下値も堅く、結局、前月同様に一定のレンジ圏での推移となりました。
 今後は、引き続き底堅い動きの中、上値を探る展開を予想します。10月の東京都心のオフィス空室率が4か月連続で低下したことや、平均賃料の下落が収まりつつあること、また訪日外国人客数がコロナ禍前の水準を上回る水準までに増加してきていることは下支え材料です。長期金利の上昇が一服する中、資産価格と比べた割安感や相対的に高い分配金利回りに着目した買いなどから、引き続き底堅い動きが見込まれます。とはいえ、中東情勢が深刻化することに加え、日銀の政策修正への思わくや、FRBによる追加の利上げへの警戒や金融引締め長期化観測などから、金融市場が不安定な動きになることには注意が必要です。

11月の主要指標
20231205しんきんアセットJ-REITレポート2023.11

 東証REIT指数
  1,845.45円前月比(+1.6%)

 東証REIT指数(用途別)  
  オフィス   1,785.45(前月比+2.4%)
  住宅     3,014.51(前月比▲1.3%)
  商業・物流等 2,251.66(前月比+1.4%)