2023年11月17日にラサールロジポート投資法人がスポンサーSPCであるNYプロパティ-ズ特定目的会社 優先出資証券を取得をしたことを発表しました。また11月21日には同SPCの特定社債も引き受けるとしています。

優先出資証券の取得予定価格

 第1回目:392百万円、取得時期:2023年11月17日
 第2回目:171.5百万円、取得時期:2024年3月中旬
 第3回目:171.5百万円、取得時期:2024年6月下旬~2024年7月上旬
 合計金額は優先出資総額の 49%

特定社債の引受額

 第1回目:800百万円、取得時期:2023年11月21日
 第2回目:600百万円、取得時期:2024年3月19日
 第3回目:600百万円、取得時期:2024年7月9日
 合計金額は特定目的会社が発行する特定社債全体の100%となる想定

裏付けとなる不動産
 ①南港物流センター
 20231119南港物流センター
 ②八千代物流センター
 20231119八千代物流センター

【出典:ラサールロジポート投資法人プレスリリースより

取得の理由

 裏付けとっている南港物流センター、八千代物流センターは、東京エリア及び大阪エリアの「物流適地」に所在する物流施設であり、投資法人が掲げる「プライム・ロジスティクス」を中心としたポートフォリオの投資基準に合致した物件です。
 実際に物件の取得に合わせて、投資法人は、優先交渉権を取得することから、将来的に中長期に安定した収益の見込める本物件の取得機会を確保するものです。また、投資法人が掲げる外部成長戦略及びバリューアッド戦略の一環として、優先出資証券に対する配当収益及び本特定社債の利息収益の受領による高い収益性の確保を企図しています。以上のことから、取得を決定。なお、優先出資証券及び特定社債に関しては、第三者による評価レポートを取得し、投資の妥当性を確認しています。本優先出資証券に係る配当収入は、2024年8月以降生じることを見込んでいるとのことです。

 優先出資証券及び本特定社債については、確立された流通市場が存在しないためその流動性は低く、売却を意図しても、適切な時期及び価格で売却することが困難な可能性がありますが、投資法人はバリューアッド戦略の一環として優先出資証券及び特定社債の取得を行うものであり、優先出資証券及び本特定社債の売却を行うことは想定されていません。