2016年8月15日にジャパンエクセレント投資法人の決算が発表されました。
当初の予想一口当たり2,460円のところ2,462円で着地しました。
 個人的にはジャパンエクセレントはいつも影が薄い気がするのですよね。他のオフィス系REITに埋もれている感じがします。財務面も特段問題なくというかむしろ健全で格付け評価も格付会社は日本格付研究所(JCR)だけでなく格付投資情報センター(R&I)、Moody'sの合計3社から得ています。(R&IはA+(安定的)、Moody'sはA3(安定的))、LTVも46.5%、DSCRは8.19%と平均的なレベルです。
 分配金も安定して推移しているので安心して投資できる銘柄だと思います。
 
 ただ、30棟という運用物件数にしては工事費用が掛かっているという感じがします。「修繕費」というPLに跳ねる費用処理はされていませんが、資本的支出が7億円を超える期が2013年12月期以降3度あります。資本的支出と修繕費を足した工事費用合計が減価償却費以内に収まっているので、資金繰り上は問題無いのですが、内部成長を実現させるためにバリューアップ工事を実施しているからかもしれません。

20160820工事1
20160820工事2